PICC入れました(2021/07/26)
※感想文です。専門的なことはよくわからないので間違ったことを書いているかもしれないです。
手術中に大量に輸血するかもしれないってことで、カテーテルと呼ばれる細長い管を腕から挿入していって、心臓に近い太い静脈に入れて点滴できるように処置してきました。(中心静脈カテーテルというらしいです。)
こうしておけば大量に輸液をぶっこんでも大丈夫らしい。そういう事態にはならないで欲しいけど。
最初に提案されたのが、首元か鎖骨の下辺りからカテーテルを挿入する方法だったのですが「もし跡が残ったら服を着ていても見える位置なのが気になります」と事前説明の時に何度か話してたら腕からの挿入になりました。
細いカテーテルなのでそんなに跡は残らないはずなのですが、調べていたら虫刺されみたいな跡がずっと残ってるみたいなことを言っている人がいて気がかりだったんですよね。
(そんなに跡について言及している人はいなかったので、ごく少数だとは思うのですが)
簡単なまとめ
- 処置前の準備
特になし。処置の二週間前に説明聞いて同意しただけ。絶食とかそういう制限もなし。
- 所要時間
30分〜1時間かからない位
- 処置中の痛み
ほぼない。カテーテル挿入前に局所麻酔の注射をするのでその時は痛い。痛いといっても予防接種程度の痛み。ただ、麻酔の注射は一回で終わりではなく何箇所か注射された。
- 処置後の痛み
私はほぼなかった。腕の針を入れた部分が少し腫れたので脇をしめた時にすこし突っ張る感じがした程度。看護師さんによると、痛い人は翌日くらいまで内服の痛み止めを飲むことがあるらしい。
- 見た目
大きな青タンが出来てしまったので見た目は痛々しいです。二の腕からの挿入だったので見えないように病衣で隠しています。青タンが治ればただの点滴が刺さってる人って感じ。ちなみに私は一週間たってもまだ青タンは治りきってない。色は薄くなってきてるけど。
以下ちょっと詳細らしきものを書いていきます。
【処置前】
病棟の医師から説明受けて同意書に記入する。処置の2週間くらい前だったかな?
この病院では、中心静脈カテーテルはやり慣れている科の先生がやることになっているらしい。なので説明は入院している科の病棟の医師からだけど、実際に処置してくれるのは入院している科とは別の科の先生とのこと。
説明の時点では首元か、鎖骨の下からカテーテルを入れると聞いていました。でもリスク的には首元から入れるほうが安全らしいので多分首元からになるだろうと。
挿入中に病衣で隠せないのと、万が一跡が残ったら服で隠せない部分なので処置には同意するけど首元は嫌だなぁ的な事を伝えていました。
後は洗髪が看護師さんにお願いする形になるということも結構ネックでした。(通常のシャワー浴は挿入部位が濡れてしまうので駄目らしい。)
毎日洗髪したいけど、お願いするとなると申し訳なくて…。
腕や足から挿入する方法も自分で調べて知ってはいたけど、そもそも説明の時の選択肢に出てこなかったのであえて自分からは聞いたりお願いしたりはしませんでした。
なので、処置の数日前に「腕からになったから!(意訳)」とさらっと看護師さんから伝言を聞いたときは驚きました。
シャワー浴も腕だとアームカバーで保護できるから今まで通り自分一人で入浴してオッケーらしい!やったー!
あとは初めての処置で怖かったのでYou Tubeで処置の流れを動画で見て予習してました。
【処置中】
機械ゴリゴリマッチョマンの変態(?)みたいなイカつい部屋で処置しました。(語彙力なし)
腕の血管から心臓近くの太い血管にカテーテルを通すためこの機械でレントゲンを撮りながら処置をするらしい。ベッドに横たわると機械に囲われてて圧迫感がすごい。
13:30くらいから始まって40分程度で終わった気がする。もうちょっとかかったかも?
ざっくり流れを書くと
- ベッドに横たわる(機械に囲まれている)
- 超音波で挿入部位(右の二の腕)の血管をチェックされる。マジックでぐりぐり目印を書かれる
- 首から下をカバーで保護される
- 挿入部位は消毒&もっと厳重にカバーで保護される
- レントゲン撮られる
- 局所麻酔の注射を打たれる。局所麻酔後に何回か痛くないか聞かれる。
- 色々挿入される(怖くて見てないからよくわからない)
- レントゲン撮られる
- 挿入された部分を固定するために2箇所糸で縫い止められる
- 簡単に保護して病棟に帰る(消毒とフィルムでの保護が必要なのですが、それは病棟でやってもらいました。)
という感じでした。
感想は痛くないけど、めっちゃ怖い!!!!!!でした。ほんと怖かった。
看護師さんも処置してくれた医師も割と無口な人だったので「今なにしてるの!?」「今なんの待ち時間!?」って感じで滅茶苦茶怖かったです。かといってやってる最中に「いまどんな感じですかね〜?」とか聞くのも邪魔になりそうだしとりあえずひたすら目を泳がせていました。
局所麻酔の時も痛くないか聞かれて「痛くないけど、なんかチクチクしますね〜^^」って答えても特に反応が返ってこないままチクチク続行だったので、麻酔効いているのかチクチク試しにやってるのか(?そんなことするのかは分からないのですが…)それとも処置が進んでいるのかわかんないよ〜(目をギョロギョロ)って恐怖にかられていました。
なんか途中で医師が視界から消えて(無言で)謎の待ち時間が発生したので、看護師さんがそばに寄ってきたタイミングで「今から長いカテーテルいれる感じですか?」って聞いてみたら挿入部位があんまり良くなかったらしくてやり直しらしい(そして医師は別の医師に相談にいったらしい)と言われそ、それは言ってから視界から消えておくれよ!!!!と思いました。こえーよ。
そのまま医師その2に交代になり、無事色々終わりました。医師その2もわりと無言でしたが「すごく順調です〜」と途中で挟んでくれたのと、挿入部位が決まった時点で看護さんが「ヤマは越えましたよ!あとはカテーテル入れるだけなので痛くないです!」って言ってくれて多少心が安らぎました。
でも最後に固定するために糸で縫い止める際に医師その1が戻ってきて無言で縫ってきて糸をグイグイ縛ってきたのが怖かったです。事前に処置の動画を見て予習してなかったら滅茶苦茶テンパってたと思う。こわいよ!医師その1!教えてくれよ!何をしているのかを!(倒置法)
処置中に謎の空き時間がちょこちょこ発生していたので、ひたすら去年の手術の時に怖かった硬膜外麻酔のことを思い出して耐えてました。背中にブスブス局所麻酔を打たれて、カテーテルをザクザク通していく麻酔だったので「今やってることと似たようなこと…あれだって怖かったけど実際には大したこと無かっただろ…」と頭の中でリピートしてましたがぶっちゃけPICCのほうが怖かったです。首元にやられてたら発狂してたと思う。首元はイヤ!って言っておいてよかったです。
起き上がったら背中側が汗でビチョビチョでした。冗談抜きで上半身も下半身も病衣がまんべんなく濡れてた。
痛くないけど、二度とやりたくない。臆病ですまんの。
【処置後】
こわすぎたので病室についてからちょっと泣きそうになる。メンタル弱すぎないか?ただのカテーテルやぞ。
カテーテル通しただけで、本番の手術はこれからなんですけど…。大丈夫か…?と滅茶苦茶不安になりました。
本番の方は局所麻酔+硬膜外麻酔で意識があるままやる予定なのでカテーテル挿入ごときで泣きそうになってるの、先行きが不安すぎる。絶対手術中はひたすら話しかけてくれ!って看護師さんにお願いしようと決意しました。
挿入したほうの腕を動かすのはまだ怖いけど、局所麻酔が切れる前にガンガン動かして馴染んどこ!の精神で動かしまくりました。
挿入失敗した部分が軽く腫れたので脇をぎゅっと締めようとするとちょっと違和感がありましたが、処置後のいたみや痒みは出なくてよかったです。一晩寝たら脇を締めてもそこまで違和感を感じなくなりました。腫れた部分を触るとちょっと痛い程度。
寝返りも初日からガンガンしてました。ちょっと違和感はあったけども。
写真は腫れててグロいのでイマイチ伝わらないイラストを描いてみました。こんな感じで腕に管が突き刺さってます。
一ヶ月はもつので、いままで週1で差し替えてた点滴の交換が無くなったのは楽です。特に私は点滴がちゃんと入る血管が少ない方(らしい)なので。
あとネットで調べた時に、採血もPICCの部位から出来るらしいと書いてあったので病棟で聞いてみたのですが「推奨してない」と回答があったので今まで通り反対の腕から採血してます。
以上です。
こわかった!!!!という幼稚な感想の勢いで書き始めたので途中で何書いてるのかよくわからなくなってしまったけど、以上です!(無理やり)